12/10/2026
皆さんこんにちは。
当館に所蔵されている展示物の一部を紹介します。
以下「紹介ページ」からお楽しみ下さい。
【キヤノン・Canon IXY 420F(ピンク)】
※後ほど展開します
出版不況が叫ばれて久しい状況にあります。
町の本屋は年々姿を消していき、名の知れた出版社の倒産も、あまり珍しいニュースではなくなりました。
出版不況は構造的な問題、そしてインターネットの普及により情報、娯楽にいち早く、無料でアクセスできるようになったことが複雑に絡み合った事象ですが、いずれにしても出版社や書店は生き残りのため、ビジネスモデルの見直しを図られています。
そんな出版不況を象徴するかのような論争が、ここ数年、ネットを賑わせています。
それは「SNSのフォロワー数で、本を出版するかどうかを判断すること」の是非です。
何年か前から、大手出版社、特にエンタメ傾向が強い会社では、「作品を書籍化するかどうかの判断を、著者のSNSのフォロワー数を見て行っている」とする話が、作家や元編集者から出ています。
かつてのように呑気に、根気強く一人の作家を育てるような余裕がない以上、SNSのフォロワー数が多い方がある程度の売上が見込まれる(と思われる)ことから、このような方針が取られているものと思われます。
以前私が見聞きした話では、とある出版社に漫画を持ち込んだ漫画家が、編集者から「とりあえずXのフォロワー数○○人を目指しましょう」といった旨のアドバイスを言われたらしく、何とも言えない気持ちになりました。
出版ビジネスが一部のベストセラー頼りで、薄利多売、数打ちゃ当たるの精神であるのは今に始まったことではないですが、現在はそれに加えて作品の宣伝を作者本人のネット上の影響力に頼らないといけない点が、世知辛さを増しています。
ただ当然、SNS上のフォロワーがどれだけの割合、身銭を切って本を買ってくれるかなど分かりませんし、そもそもお金さえ払えばそういったフォロワー数や動画コンテンツの再生数は水増しすることができますので、その戦略がどこまで有用なのかは議論されています。
第一、本当に売れている漫画作品などは作者がSNS自体やっていないケースの方が多いように思うので、どうもピントがずれている気がしなくもありません。
そんなことを、とんでもない求人倍率を突破して出版社に就職した編集者が分かっていないとも思えず、やはりジリ貧な状態が続いている中での、ある種苦肉の策であるように感じます。
極論、本と言うのは人間が生存していく上では必要のないものであり、経済不況が続く昨今、そういった不要不急の存在からお金を落とさなくなってしまうのは自明の理です。
それに加えて、現代では無料にアクセスできるコンテンツに溢れているわけで、今後もますます、出版業界を取り巻く環境は悪化の一途を辿っていきそうです。
それを自然淘汰と見るかどうかは人それぞれであるものの、個人的には、じっくりと内容を煮詰めた、骨のある本をたくさん読みたいです。
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次回の開館日は、11月7日(土)です。
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