29/08/2026
私は、何の為に
この「soy time Art」をしているのか、分かっていなかった。
始まりは、
2011年3月11日に発生した東日本大震災に伴い、
東京電力ホールディングス株式会社の福島第一原子力発電所で
未曾有の炉心溶融(メルトダウン)
および水素爆発事故が引き起こされましたことにある。
それを見て、
「他人事にしたくない」との思いがきっかけである。
2011年の4月。
福岡市中学校美術研究会の美術館連携部の教員が集まり会議があった。
どうにかして心の交流ができないだろうか?と、先輩教員にアドバイスをいただいた。
これまでの美術連携部の実績の中から、
「灯明づくり」を福岡市美術館と福島県で行うことが決まった。
福岡市と福島県で、
①紙灯明づくりのワークショップを行う。
②福岡市で作った紙灯明を一部贈る。
③8月6日の同じ時間に、紙灯明に火を灯し、同じ地上絵を描く。
というイベントを行った。
福岡市内での活動は、諸先輩方に中心となって行っていただいた。
福島での活動については、ツテのない状態だった。
震災から間もない5月21、22日に、復興支援をキャンプ場で支援している企業の記事があった。
そのキャンプ場から近い場所の社会福祉協議会に連絡を取った。
見ず知らずのものが電話をしてきたのにも関わらず、一緒にやりましょう!と言ってくださった。
避難者を受け入れている
大玉村社会福祉協議会の方が中心となって、
南相馬市や双葉郡などからの避難者を支援している社会福祉協議会や
大規模避難所や仮設住宅の集会所の日程調整、
灯明点灯式の場所としてキャンプ場との交渉などなど、
細部に渡って協力していただいた。
2011年8月6日。
雨を考慮して、福島ではキャンプ場のホールで点灯式を行った。
福岡市では、福岡市美術館のエントランスで点灯式を行った。
翌年の2012年からは、
福岡市中学校美術研究会の美術館連携部では継続して同じ内容ができず、
個人的に行うこととなった。
個人という小さな存在だが、
それぞれに福島のことを思い、
日本各地で、同じ時間に、
ろうそくの明かりを見つめることを呼びかけた。
2015年まで、毎年8月に福島へ行き、
灯明づくりのワークショップを行った。