17/09/2026
アーティスト・イン・レジデンス成果発表展開催のお知らせ📢
Tsai Jia-Hong による滞在中に制作した作品の成果発表展「腔(くう) / Cavity」を行います。
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陶土は、色彩や形態を通して身体的な経験や感情の痕跡を記録し、作品と鑑賞者のあいだに感覚的なつながりを生み出します。私の制作では、意識、肉体、そして素材のあいだに生まれる関係を探求しています。
2021年、私は甲状腺がんと診断されました。しかし、私にとってそれは必ずしもすべてが否定的な経験だったわけではありません。手術後、それまで何度も考えてきた「肉体」が、現実のものとして目の前に現れました。それをきっかけに、自分自身や他者、そして自らの作品に対する捉え方が変化し、より開かれた、生き生きとしたものになっていきました。私は作品を、崩壊と均衡のあいだにある状態へと近づけるようになり、同時に焼成の過程では、釉薬により大きな自由を与えるようになりました。未知と向き合うことは、私の内的な経験と素材とをつなぐ架け橋となりました。
そこから私は、身体感覚が、ある場所固有の物質的な条件とより直接的な関係を結ぶことができるのではないかと考えるようになりました。信楽での滞在制作では、地域のアーティストたちとともに野土を採取し、釉薬として使用しました。その土には、長石や石英などの鉱物が含まれています。このプロセスを通して、陶土とは火によって変容し、色彩や表面の一部となっていく素材であると捉えるようになりました。同時に、この滞在制作は私の制作方法にも変化をもたらし、作品の形態はより水平的で、枝分かれし、骨格を思わせる構造へと展開していきました。
信楽の多様な釉薬は、私の色彩や表面へのアプローチにも変化をもたらしました。以前は、異なる色を何層にも重ね、焼成の過程で互いに溶け合うようにしていました。ここではその層を減らし、代わりにスプレーによる施釉を用いて濃度やグラデーションを調整するようになりました。こうした調整と応答を重ねるなかで、身体、素材、そして外部世界が出会い、互いに作用し合う制作のあり方を、徐々に発展させてきました。
(ジャホ・ツァイ)
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【内 容】創作研修館で制作された作品の展示
【会 期】令和8年9月18日(金)~9月20日(日)
【時 間】9時30分~17時00分
【入場料】無料
【休館日】なし
【関連企画】レセプション 9月19日(土)15:00~
#陶芸の森