16/10/2026
2026年10月16日、昼過ぎに緊急地震速報が発表され、直後に「大地震」は誤報として取り消されました。
実際に発生した地震は震源が極めて深く、マグニチュード6.9、日本で観測された震度は1程度でした。速報時に推定されたマグニチュードは9.9という想像を絶する規模で、実際にこの規模が発生したら何が起きていたのか誰にも予想できないほどのものでした。
過去に観測された最大の地震は1960年のチリ沖地震でマグニチュード9.5。東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)のM9.0の規模に対して5.6倍という超巨大地震で、地球上で起こりうる地震規模の上限に近いと言われるものです。
チリ沖地震で発生した津波は地球を半周して日本列島に到達して大きな被害をもたらしました。三陸海岸では波高6mを超えた場所もあったということです。M9.9はその地震規模を大きく超えるもので、もしも実際に発生したら強い揺れの範囲が広域に及び、さらに海底が震源の場合は高確率で超巨大津波が発生するのでしょう。誤計算でしたが、はじき出されたこの数字を見た人は絶望的な気持ちで速報を発したのではないかと想像します。
自然現象はしばしば人の予想を超える事態を引き起こし、その都度、防災へのレベルアップが図られてきた歴史があります。今回は誤報でしたが、高精度の災害予測が実現するための「プラス材料」になることを期待し、同時に叶うことなら超巨大地震が起きないことを願うばかりです。